東洋医学では、高血圧は
「気・血・水の巡りの乱れ」や「肝・腎のバランス失調」と捉えます。
つまり、自律神経・血流・ストレス・身体の緊張 が
深く関わっています。
〈鍼灸マッサージが高血圧に役立つ理由〉
◎自律神経バランスが整う
血圧は交感神経・副交感神経で決まるため、
鍼灸の刺激=副交感神経優位になり血管がゆるむ。
◎末梢血流が改善
血液が全身に巡る → “渋滞” が減る → 心臓の負担が減る。
◎ストレス・緊張の軽減
精神的ストレスが血圧を押し上げる人は多く、
マッサージや鍼の鎮静作用はかなり有効。
◎眠りの質が上がる
睡眠の質の良し悪しは血圧に直結。
鍼灸後の深い睡眠は血圧安定に非常に良い。
〈高血圧に効果が期待できるポイント〉
① 風池(ふうち)
首の後ろのくぼみ。
→首肩の緊張をゆるめ、血圧を上げる「交感神経の昂り」を抑える。
② 合谷(ごうこく)
手の甲、人差し指と親指の間。
→ストレス性の血圧上昇に。全身の巡りを整える万能ツボ。
③ 太渓(たいけい)
内くるぶし後ろのくぼみ。
→腎の働きを助け、水分調整に作用して血圧の安定に。
④ 内関(ないかん)
手首の内側。
→動悸・緊張・ストレスによる血圧上昇に。
⑤ 肩・首・背中の筋緊張の緩和
→特に僧帽筋・肩甲間部をゆるめると血圧がスッと下がる人が多い。
〈注意点〉
・急激な頭痛
・胸の圧迫感
・強い動悸
などがある場合は、鍼灸よりも まず医療機関が優先 です。
その上で、日常の血圧コントロールや体質改善や
ストレスケアとして鍼灸・あん摩マッサージは
非常に相性が良い とされています!
薬で血圧を下げるよりも、
身体に負担なく効果を得やすいので
是非試してみてくださいね♪