マタニティブルーかもしれませんが、施術を受けることは可能ですか?

産後数日経つと、わけもなく涙が出てきたり、家族のちょっとした言葉が気にさわって悲しくなったりすることがあります。これがいわゆる「マタニティブルー」です。情緒が不安定になり、不眠や食欲不振、軽いうつ状態などの症状があらわれてきます。産後23日目がピークで、産後10日くらいになれば自然と消えていきます。

マタニティブルーの正体は、ホルモンバランスの変化です。出産を境に、今まで胎盤からたくさん分泌されていた女性ホルモンがなくなることで、ホルモンバランスが非妊娠時の状態に急激に戻ってゆきます。ホルモンの変化は自律神経系に影響し、本人の自覚の有無に関わらず、感情の変化をもたらします。また、それ以外にも、分娩の疲れや慣れない育児の疲れ、睡眠不足、孤独感や不安などのストレスが重なることも、感情をより不安定にさせ、マタニティブルーの一因になっています。

マタニティブルーの回復には心のケアだけでなく、身体のケアもとても大切です。
分娩時の疲労や育児による寝不足により全身が緊張しやすいため、鍼灸とアロママッサージによる深いリラクゼーションがとても効果的です。適度で心地よい鍼灸やマッサージで、産後溜め込んだ疲労やコリ、痛みを軽減すると、心身がリセットされていきます。