よく聞く【ツボ】って?

こんにちは。
徳島 レディース鍼灸サロンちょ
鍼灸師&柔道整復師の矢田です。

鍼灸治療ではツボを使います。
そもそもツボはなぜ
その場所にあるのでしょう?
よく患者さんからも質問を受けます。

そこで今日はご説明します。

身体中にある多くのツボの特徴として
指で押すと痛く感じる部分であります。
押すと痛みを感じる部分は「圧痛点」と
呼ばれます。

この痛みは一般的に
筋肉が凝る=硬くなることから生じます。
筋肉の動きが低下したり、
過剰な繰り返しの動作がが続いたりすると
筋肉が緊張して強ばり、血流が低下します。
すると、老廃物が蓄積したり、
炎症が生じたりし筋肉の組織の一部が変性し、
過激なポイントである圧痛点が現れます。

この圧痛点が生じやすい場所が、
東洋医学のツボの位置と関係しています。
圧痛点はツボの周りに多くあり、
一定数のツボは、体勢や動作の負担が
かかりやすい場所なかあると考えられています。

◉鍼灸は傷つく事で免疫細胞が集合
鍼が刺さったりお灸による
軽いやけどが起こると皮膚や皮膚下の細胞が
傷ついたり壊れたりします。
すると自然免疫のマクロファージや好中球、
肥満細胞、NK細胞が集まり壊れた細胞を
処理し修復しようと働き炎症反応が起こります。
このようなしくみで免疫細胞が活性化され
皮膚や皮下組織の修復が促されます。

実際に、外傷ややけどに鍼灸治療をすると
治りが早まったり傷跡が残りにくくなるという
症例報告などもあります。

鍼灸はあえて身体を傷つけて刺激を与える事で、
人体がもっている「身体を守り回復させる免疫システム」が働き治療を促してくれます。

すごいですよね。
鍼やお灸をする事で
こんなにもたくさんの細胞が働いたり、
身体の不調が治ったり…

最近、急な身体の不調や
梅雨時期で気分も身体のも重だるいといった
患者さまが増えています。

みなさまも梅雨時期、
少し汗をかく運動などしながら
乗り越えてくださいね♩

湿邪と梅雨

こんにちは

レディース鍼灸サロンちょ
鍼灸師&栄養士 宮本です

やっと梅雨らしい
季節になりましたね。
ただ梅雨は湿度が高くなり
お身体の不調を訴える方が増えます。

今日は湿邪と梅雨についてと
対策法をお話します!

梅雨時期の雨は
植物の成長に欠かせないものですが
高い湿度は、私たちの体調にも大きく影響します。

これを東洋医学では
「湿邪-しつじゃ-」といいます。
重くて粘々した性質があるため
頭や手足が重い・だるいという症状や
関節痛・膀胱炎の原因に
なりやすいとされています。

また、食欲がなくなったり
下痢をしたりするのは
東洋医学では、「脾」と呼ばれる胃などの
消化器が、最も「湿邪」に侵されやすいからです。
食べ物を消化して、
栄養を巡らせるはたらきの器官が弱ることで
疲労倦怠感などの全身症状がでます。
ですから、もともと胃の弱い方は
早々に「夏バテ」になり体調をくずしがちです。

この時期を乗り切るオススメの対策法!

水分代謝を良くし食べ過ぎを避けて
胃の機能を保つことが大切です。
食材は大きく五味(香辛料の辛味、塩辛味、酸味、苦味、甘味)に大別され
それぞれ異なる働きがあり
おもに「甘味」が胃を守ります。
この甘味は、食材そのものの味のことをさします。
多くの果物やニンジン・ジャガイモ
サツマイモ・山芋・カボチャ・豆類(豆腐も含む)
などが「甘味」に分類されますが
これもたくさん食べるとからだに熱がこもり
水分がたまりがちになります。

●余分な水分を排出する食材には
スイカ・ゴーヤ・トウガン
小豆・ハトムギなどがありますので
うまく組み合わせてみてください☆

●食事以外の湿邪対策として
お風呂はぬるめのお湯(38度くらい)に
みぞおち辺りまでゆっくりつかりましょう。
また、普段から、早く歩く習慣をつけることで水分代謝の改善が期待できます。

●湿邪を取り除く有効なツボ
豊隆(ほうりゅう)

脛(すね)の少し外側で
膝と足首のちょうど中間あたりの
高さに位置します。

ゆっくり呼吸をしながら
心地いい強さで押してみてください♪

日々の生活を
“ちょ”っとでも健やかに過ごせる
お手伝いを

皆様にとって日々の生活が豊かに
なりますように