東洋医学でみる【むくみ】

こんにちは。
徳島 レディース鍼灸サロンちょ
鍼灸師&柔道整復師の矢田です。

前回に引き続き今回は
東洋医学でみたむくみの原因をお伝えします。

むくみは、
体内に過剰な水分が溜まる事により発生します。
特に梅雨時期に見られるむくみは
東洋医学の五臓(肺、脾、腎)と三焦が
関係していると考えられます。

◎肺、脾、腎、三焦の役割

①脾
消化の吸収をし、体内の水を運ぶ調節をします。
脾の機能が低下すると、水分の代謝が
上手くできなくなります。
②肺
水分の代謝と全身への分配を担います。
肺の気が弱くなると、
身体の表面の水分代謝がうまく行われず
肺の気が弱くなりむくみが悪化します。
③腎
体内の水分のバランスを調整し、
余分な水分を尿として出します。
腎の気が少なくなると余分な排出が滞り、
むくみが生じます。
④三焦
三焦の働きがスムーズに行われない場合、
体内の津液の流れが滞り、
身体の水が蓄積し、むくみが発生します。

梅雨時期に見られる多くのむくみは
東洋医学では身体は湿の滞りと、
五臓の機能不全によると考えられます。
日々の生活習慣などをを気をつけて
体内の水分のバランスを整え、
健康を維持するように
心がけてみてくださいね♩

 

湿邪と梅雨

こんにちは

レディース鍼灸サロンちょ
鍼灸師&栄養士 宮本です

やっと梅雨らしい
季節になりましたね。
ただ梅雨は湿度が高くなり
お身体の不調を訴える方が増えます。

今日は湿邪と梅雨についてと
対策法をお話します!

梅雨時期の雨は
植物の成長に欠かせないものですが
高い湿度は、私たちの体調にも大きく影響します。

これを東洋医学では
「湿邪-しつじゃ-」といいます。
重くて粘々した性質があるため
頭や手足が重い・だるいという症状や
関節痛・膀胱炎の原因に
なりやすいとされています。

また、食欲がなくなったり
下痢をしたりするのは
東洋医学では、「脾」と呼ばれる胃などの
消化器が、最も「湿邪」に侵されやすいからです。
食べ物を消化して、
栄養を巡らせるはたらきの器官が弱ることで
疲労倦怠感などの全身症状がでます。
ですから、もともと胃の弱い方は
早々に「夏バテ」になり体調をくずしがちです。

この時期を乗り切るオススメの対策法!

水分代謝を良くし食べ過ぎを避けて
胃の機能を保つことが大切です。
食材は大きく五味(香辛料の辛味、塩辛味、酸味、苦味、甘味)に大別され
それぞれ異なる働きがあり
おもに「甘味」が胃を守ります。
この甘味は、食材そのものの味のことをさします。
多くの果物やニンジン・ジャガイモ
サツマイモ・山芋・カボチャ・豆類(豆腐も含む)
などが「甘味」に分類されますが
これもたくさん食べるとからだに熱がこもり
水分がたまりがちになります。

●余分な水分を排出する食材には
スイカ・ゴーヤ・トウガン
小豆・ハトムギなどがありますので
うまく組み合わせてみてください☆

●食事以外の湿邪対策として
お風呂はぬるめのお湯(38度くらい)に
みぞおち辺りまでゆっくりつかりましょう。
また、普段から、早く歩く習慣をつけることで水分代謝の改善が期待できます。

●湿邪を取り除く有効なツボ
豊隆(ほうりゅう)

脛(すね)の少し外側で
膝と足首のちょうど中間あたりの
高さに位置します。

ゆっくり呼吸をしながら
心地いい強さで押してみてください♪

日々の生活を
“ちょ”っとでも健やかに過ごせる
お手伝いを

皆様にとって日々の生活が豊かに
なりますように

妊娠中のむくみについて

 

こんにちは♪

徳島 レディース鍼灸サロンちょ
鍼灸・柔道整復師の矢田です。

最近、マタニティメニューを
受けられるお客様が増えおります!
産前のケアとして選んでいただけてとても嬉しいです☺︎

今日は妊娠中の『むくみ』についてお話しします♩

妊娠時は身体の血液の量が40%増加し
血管の圧力が増える事や、
子宮による大静脈を圧迫したり、
ホルモンバランスの変化が原因となります。

妊娠後期になると大きなお腹が圧迫され
足への血流が悪くなりさらにむくみやすくなります。

《改善方法》
⚪︎塩分を控える
1日の塩分摂取量を6.5グラム以下
⚪︎着圧ソックスを履く
⚪︎手足の軽いストレッチ
手首を回したり、壁を持ち軽くつま先立ち
⚪︎左側を下に横向きで寝る(シムス肢位)
⚪︎意識的に横になる時間や頻度を増やす
⚪︎足浴、マッサージをする

是非ご自宅で試してみてください♪
少しでもみなさんの役に立てればと思います☺︎