イライラしやすい時に整える肝のケア

東洋医学では、

イライラ・焦り・怒りっぽさといった感情は

「肝(かん)」 と深く関係していると考えられています。

西洋医学の“肝臓”そのものというより、

自律神経・気の巡り・情緒の安定 を担うイメージが近い存在です。

なぜ「肝」が乱れるとイライラするのか?

肝にはもともと

① 気(エネルギー)を巡らせる

② その巡りをスムーズに保つ

という役割があります。

しかし、

・ストレス

・我慢

・過密スケジュール

・春の気候変動(特に風の強い季節)

こういった要因で肝の働きが滞ると、

気が上に昇りやすくなり、

イライラ/怒りっぽさ/ため息が出る/頭痛や肩こり

といった症状につながります。

■ 肝の気を整えるケア方法

① 深呼吸+ゆっくり吐く

肝は気の巡りを司るため、「呼吸」の質で大きく整います。

とくに 吐く息を長く がポイント。

→ 自律神経(副交感)を優位にして肝の張りを緩める。

② 目の休息

肝は「目」とつながると言われます。

スマホ時間が長いと肝の負担になり、イライラしやすくなります。

→ 1時間に1回、遠くをぼーっと見るだけでOK。

③ 酸味を少し取り入れる

酸味は肝を助ける五味。

・梅干し

・レモン

・りんご酢

・しそ

などがおすすめ。

※とり過ぎると逆に気が滞るので「少量」がポイント。

④ 軽い運動で“気の巡り”を改善

肝は停滞を嫌うため、

散歩・ストレッチ・ゆるめのヨガ などで巡りが改善。

特に肩甲骨を動かす動作は効果的。

⑤ 気持ちを発散させる時間を作る

肝は「抑圧」に弱い臓。

小さなストレスでも溜め込むと肝の気が急に上がり、イライラに。

・ノートに書く

・歌う

・誰かに話す

・泣く

こうした“発散できる行為”が実は肝を守ります。

イライラを溜め込まないように

しっかり発散しましょうね♪

生理周期で変わる気血の流れと過ごし方4

前回に引き続き、今回は4つ目の排卵期について

ご紹介します!

④ 排卵期:気血が上向く“整え時”

● 東洋医学での状態

気血が満ちて、肌ツヤ・代謝・気分も整いやすい時期。

逆に、この時期に不調が出る場合は「巡りの弱さ」のサインです。

● 過ごし方

・リズムよく歩くなど“気血を巡らせる動き”

・冷たい飲み物を控える

・ツボ:気海(きかい)・関元(かんげん)

エネルギー(気)を満たして巡りをなめらかにします。

以上で4つご紹介しました♪

女性の方は是非試してみてください^^

生理周期で変わる気血の流れと過ごし方3


前回に引き続き、今回は3つ目の生理後について

ご紹介します!

③ 生理後:血が減っている“血虚”の回復期

● 東洋医学での状態

血が減ることで

・疲れやすい

・めまい

・抜け毛

などの“血不足”のサインが出やすい時期。

● 過ごし方

・黒豆、ほうれん草、レバー、なつめ、クコの実など“血を補う食材”

・軽い運動やストレッチで巡りを回復

・ツボ:血海(けっかい)・太渓(たいけい)

特に血海は「血の海」という名前の通り、

血を増やすサポート。

次回は、4つ目の排卵期についてご紹介します♪

生理周期で変わる気血の流れと過ごし方2


今回は、2つ目の生理中の過ごし方について

ご紹介します!

② 生理中:血が外へ出るため冷えやすい時期

● 東洋医学での状態

生理中は血が身体から出るので、

血虚(けっきょ)+冷え になりやすいタイミング。

・だるい

・眠い

・集中できない

などの“休息サイン”も自然な反応。

● 過ごし方

・お腹・腰・足首をしっかり温める

・しょうが湯、黒糖、シナモンなど身体を補う飲み物

・無理な運動は避け、早めに眠る

・ツボ:三陰交(さんいんこう)

血の巡りを整えて生理痛にも◎

次回は、3つ目の生理後についてご紹介します♪

生理周期で変わる気血の流れと過ごし方

東洋医学では、生理は「血(けつ)」だけでなく、

「気(き)」の流れとも深く関わっていると考えます。

周期によって気血の働きが変わるため、

時期に合わせたセルフケアをすると、

PMS・生理痛・メンタルの揺れを

やわらげやすくなるのが特徴です。

ここでは、

①生理前 → ②生理中 → ③生理後 → ④排卵期

の順に、

気血の状態とおすすめの過ごし方をまとめます。

まずは、生理前からご紹介します!

① 生理前:気が滞りやすくイライラの時期

● 東洋医学での状態

生理前は「気」が詰まりやすく、

これを 気滞(きたい) といいます。

・イライラ

・胸の張り

・ため息が増える

・肌荒れ

・便秘

などは、この気滞が関係。

● 過ごし方

・深い呼吸、ストレッチ(とくに脇〜肋骨まわり)

・柑橘類、ミント、ジャスミン茶など“香り”で気を流す

・ツボ:太衝(たいしょう)・合谷(ごうこく)

気の流れを助け、

情緒の揺れを穏やかにしてくれるポイントです。

次回は、生理中の過ごし方をご紹介します!

朝の陽気を取り込む過ごし方


◎東洋医学で1日のめぐりを整える朝習慣

「なんとなくやる気が出ない」

「午前中ボーッとする」「日中だるくなる」

そんな不調は、東洋医学でいう

“陽気”の立ち上がり不足

が関係していることがあります。

東洋医学では朝は陽が生まれる時間帯。

体の中でも同じように、

エネルギー(陽気)が動き出し

1日をアクティブに過ごす土台をつくる時間です。

うまく“陽気”を取り込めると、身体は軽く、

頭も冴えて、気分もスッと明るくなります。

① 朝日を浴びる(3〜10分でOK)

朝の光は

・自律神経のスイッチ

・脳と体を「昼モード」に切り替える

・陽気の巡りを外から取り込む

という最強の養生。

窓辺で光を浴びるだけでも十分。

晴れの日はもちろん、曇りでも効果があります。

ポイント

◎起きて1時間以内

◎目に入る光でOK(直視はNG)

② 深い呼吸で“気”を巡らせる

寝ている間は呼吸が浅くなりがち。

起きてすぐ 3回だけ深く吸って吐く だけでも、

胸の気が広がって陽気の巡りが加速します。

コツ

・吐く方を長めに(副交感→交感に自然に切り替わる)

・肩を上げない

・朝日を浴びながら行うと相乗効果◎

③ 白湯で内側を温める

朝の胃腸はまだ眠っています。

冷たいものを急に入れると

「脾胃の陽気」が弱りやすいので、白湯がベスト。

白湯は

・内側から陽気をゆっくり起こす

・代謝スイッチを入れる

・むくみ予防  に効果的。

◎飲む量の目安

100〜150mlほど。

ゴクゴク飲まず、温度は“あったかい程度”で。

④ 朝のストレッチや軽い動き

陽気は「動き」で育つ性質があります。

激しい運動は必要なく、

首まわり・肩・股関節の軽いストレッチで十分。

特におすすめ

・首の左右倒し

・肩まわし

・胸を開く動き

・太もも前側・お尻のストレッチ

血も気も巡り、体の“陽”が立ち上がります。

⑤ 朝の香りを使う(肝の気を伸ばす)

柑橘やミントなどのスッキリした香りは

“肝”の気を伸びやかにして、

陽気の巡りを助ける とされます。

・ミカンの皮をちぎるだけでもOK

・好きな精油を1滴ティッシュにつけるなども◎

ストレスで朝から重い気分になりやすい人に

特に効果あり。

⑥ 朝は「温める・動かす・取り込む」が基本

東洋医学的にまとめると、

朝=陽気のスイッチを入れる時間。

そのために必要なのは

・外から陽を入れる(光)

・体を温める(白湯・温め)

・気を巡らせる(呼吸・ストレッチ)

この3つをゆるく行うだけで、

日中のだるさ、気分の乱れ、集中力の低下が

驚くほど変わります。

いくつかご紹介しましたが、

出来ることから試してみてくださいね♪

毎日の入浴養生

毎日入るお風呂で、

ちょこっとできる養生をお伝えします♪

冬になると「シャワーだけで済ませがち」

という声をよく聞きます。

でも東洋医学では、湯船につかることは 気血を巡らせ、

体の根本を整える大事な養生 とされています。

今日は、そんな“入浴の力”を

東洋医学目線で分かりやすくまとめます。

1. 〈湯船は“陽気”を補う最高の養生〉

東洋医学で健康のベースになるのが

陽気(ようき)=体を温めて動かす力。

冬は陽気が不足しやすく、冷えやだるさが出やすい季節です。

湯船につかることで

◎体を芯から温めて 陽気を補う

◎気血の巡りが良くなる

◎自律神経が整う

=疲れにくく、眠りもしっかり深くなる。

シャワーでは表面しか温まらず、

体内の巡りまでは改善しにくい点が大きな違いです。

2. 〈気血水の巡りが整って不調がラクに〉

湯船は「気・血・水」すべてにいい影響があります。

● 気 → 張りつめた緊張がふっとゆるむ

お風呂に入って“はぁ〜”となる瞬間は、

気の巡りが回復している証拠。

ストレス・イライラ・お腹の張りなどは

気滞タイプに多く、入浴は相性◎

● 血 → 末端まで温まって肩こり・生理痛にも

温かい湯は血の巡りを促し、

・こり

・冷え

・月経痛

など「血の滞り(瘀血)」の改善に役立ちます。

● 水 → むくみ・冷えの根本が改善

汗をかくことで余分な水分が動き、代謝が良くなる。

むくみや重だるさのある人は特に効果を感じやすいところ。

3. 〈疲れが抜けない人が湯船でまず整う理由〉

「毎日眠っているのに疲れが抜けない…」

そんな人は 腎が弱り気味(腎虚) のことが多いです。

湯船は腎の働きを助ける“温養”になり、

・だるさ

・腰の重さ

・朝起きにくい

・やる気が出ない

といった腎虚のサインを軽くしてくれます。

特に 腰〜お腹が温まるように、

10〜15分ゆっくり浸かる のがおすすめ。

4. 〈東洋医学的・効果が上がる入浴法〉

① 38〜40℃のぬるめ

熱すぎると陰(潤い)を奪ってのぼせやすくなる。

ぬるめでじんわり温める方が巡りが整います。

② みぞおちまで浸かる

心臓に負担をかけず、深いリラックスが得られる。

③ 入浴前後にコップ1杯の常温水

汗で失われる水分を補い、気血の巡りが滞りにくくなる。

④ 夜は寝る90分前

体温が自然に下がるリズムを作り、深い睡眠につながる。

5. 〈こんな人こそ湯船に入るべき〉

◎冷え性

◎肩こり・腰痛

◎生理痛・PMS

◎ストレスが多い

◎胃腸が弱い

◎むくみやすい

◎朝起きられない

湯船習慣は、これらの養生として即効性があります!

毎日できることなので、是非試してみてください♪

冬に悪化しやすい不調とツボケア3

前回に引き続き、

冬の不調とケアの3つ目をご紹介します♪

3つ目は、手足の冷えの原因とツボ。

〈冷えの東洋医学的原因〉

・腎が弱まり“温める力”が低下

・気血の巡りが悪くなる

・冬は陰が強まり、身体が冷えに傾きやすい

〈おすすめツボ〉

▶ 三陰交(さんいんこう)

内くるぶしから指4本上。女性の冷えには必須。

→ 血の巡り、ホルモンバランス、むくみに

▶ 湧泉(ゆうせん)

足裏の凹み部分。腎を温める最重要ツボ。

→ 全身の血流アップに効果

▶ 八風(はっぷう)

足の指の間。末端の血流UPに特化。

→ しもやけ・足先だけ冷えるタイプに

以上で3つになります♪

是非参考にしてみてください!

また、冬の不調を防ぐための生活養生をご紹介します!

◎足首を冷やさない

腎のツボが集まる場所なので、

レッグウォーマーが最強。

◎21〜23時は“腎の充電タイム”

この時間にスマホは避けて、なるべく布団へ。

◎温かい飲み物は“常温 or ぬるめ”

熱すぎるものは逆に汗をかいて冷える。

◎深呼吸で気の巡りを整える

胸と肩のこわばりが解けるだけで肩こりが軽くなる。

【冬の養生まとめ】

冬は「腎」が弱まり、

冷え → 巡りの悪化 → 筋肉のこわばり → 肩こり&不眠

という流れが起きやすい季節。

ツボ押しは1日3〜5分で変化が出やすく、

セルフケアにとても向いています。

ご紹介したツボを押してみてくださいね♪

冬に悪化しやすい不調とツボケア2

前回に引き続き、

冬の不調とケアの2つ目をご紹介します♪

2つ目は、冬に多い不眠の原因とツボ。

〈不眠の東洋医学的原因〉

・寒さで“陽気”が不足し、身体が十分に温まらない

・腎の弱りで深い眠りに入れない

・交感神経が優位になりやすい季節

〈おすすめツボ〉

▶ 太渓(たいけい)

内くるぶしとアキレス腱の間。腎を補う代表ツボ。

→ 深いリラックスを促し、夜の眠りをスムーズに

▶ 失眠(しつみん)

かかとの中央。睡眠専用のツボ。

→ 夜に足が冷える人に特に効果的

▶ 内関(ないかん)

手首のシワから指3本上。自律神経を整える。

→ 不安・緊張で眠れない時にも

次回は3つ目をご紹介します^^

冬に悪化しやすい不調とツボケア

冬になると「肩こりが強くなる」「眠りが浅い」

「とにかく冷える」そんな声が一気に増えます。

東洋医学では、この時期に体調を崩しやすいのは

季節のエネルギー「寒」によって

“気・血・水”の巡りが停滞するからと考えます。

この記事では、冬に悪化しやすい3大不調の原因と

今日からできるツボケアを1つずつご紹介します。

〈冬に不調が出やすい理由〉

東洋医学で冬は「腎」の季節。

腎は

◎生命力

◎免疫力

◎水分代謝

◎冷え・むくみ

◎メンタルの安定

に関わる重要な臓です。

寒さが強まると腎が消耗し、

→ 気血の巡りが滞る

→ 身体を温める力が弱まる

→ 筋肉がこわばる

という悪循環が起こります。

その結果、肩こり・不眠・手足の冷え

が一気に表面化しやすくなるのです。

まず1つ目は、冬に悪化する肩こりの原因とツボ。

肩こりの東洋医学的原因

・寒さで筋肉がギュッと縮む

・血(けつ)の巡りが滞る

・腎が弱り“腰〜背中〜肩”の流れが固くなる

・ストレスで気が上に停滞する

〈おすすめツボ〉

▶ 風池(ふうち)

首の後ろのくぼみ。目の疲れ・頭痛にも◎

→ 冷えで固まった首肩の血流が改善

▶ 肩井(けんせい)

肩の1番盛り上がるところ。

→ 肩の重だるさ・片頭痛に

▶ 合谷(ごうこく)

手の甲の親指と人差し指の間。

→ 気を巡らせて肩のこわばりを緩める

次回は2つ目をご紹介します♪