12月おすすめ薬膳レシピ

12月になり、寒さも本番!

そんな季節にぴったりな薬膳レシピをご紹介します♪

①温活!鶏肉と生姜の薬膳スープ

効果: 体を温め、血流改善

材料(2人分)

・鶏もも肉:200g

・生姜:1片(薄切り)

・なつめ:3粒

・にんじん:1/2本

・ネギ:1本

・水:500ml

・塩:少々

作り方

1. 鶏肉を一口大に切る

2. 鍋に水・鶏肉・生姜・なつめ・にんじんを入れ中火で煮る

3. アクを取りながら30分煮る

4. 塩で味を整え、最後にネギを散らして完成

◎ポイント

生姜と鶏肉で体を芯から温め、なつめで血を補う

②冬の根菜と黒豆の煮物

効果: 腎を補い、冷え・疲労対策

材料(2〜3人分)

・大根:1/3本

・にんじん:1/2本

・ごぼう:1/2本

・黒豆(水煮):50g

・しょうゆ:大さじ1

・みりん:大さじ1

・だし汁:200ml

作り方

1. 根菜は食べやすい大きさに切る

2. 鍋にだし汁・根菜・黒豆を入れ煮る

3. 火が通ったらしょうゆ・みりんで味付け

4. 弱火で10分ほど煮込む

◎ポイント

黒豆は腎を補い、根菜は体を温める

③簡単!冬の薬膳お粥

効果: 胃腸を整え、体を温める

材料(1人分)

・米:1/3カップ

・水:1カップ半

・なつめ:2粒

・しょうが:1片

・塩:少々

作り方

1.米と水を鍋に入れて煮る

2.なつめと生姜を加え、弱火で20分煮込む

3.塩で味を整える

◎ポイント

胃腸を温め、寒い冬でも消化しやすい

〈冬の薬膳ポイント〉

・冷え対策は「腎」を温めることが基本

・鶏肉、黒豆、なつめ、生姜は冬におすすめ

・血流をよくして免疫力アップを意識

流行りものの風邪にもかからないよう、

しっかりお食事から養生していきましょうね♪

是非参考にしてみてください^^

高血圧と鍼灸マッサージの効果

東洋医学では、高血圧は

「気・血・水の巡りの乱れ」や「肝・腎のバランス失調」と捉えます。

つまり、自律神経・血流・ストレス・身体の緊張 が

深く関わっています。

〈鍼灸マッサージが高血圧に役立つ理由〉

◎自律神経バランスが整う

血圧は交感神経・副交感神経で決まるため、

鍼灸の刺激=副交感神経優位になり血管がゆるむ。

◎末梢血流が改善

血液が全身に巡る → “渋滞” が減る → 心臓の負担が減る。

◎ストレス・緊張の軽減

精神的ストレスが血圧を押し上げる人は多く、

マッサージや鍼の鎮静作用はかなり有効。

◎眠りの質が上がる

睡眠の質の良し悪しは血圧に直結。

鍼灸後の深い睡眠は血圧安定に非常に良い。

〈高血圧に効果が期待できるポイント〉

① 風池(ふうち)

首の後ろのくぼみ。

→首肩の緊張をゆるめ、血圧を上げる「交感神経の昂り」を抑える。

② 合谷(ごうこく)

手の甲、人差し指と親指の間。

→ストレス性の血圧上昇に。全身の巡りを整える万能ツボ。

③ 太渓(たいけい)

内くるぶし後ろのくぼみ。

→腎の働きを助け、水分調整に作用して血圧の安定に。

④ 内関(ないかん)

手首の内側。

→動悸・緊張・ストレスによる血圧上昇に。

⑤ 肩・首・背中の筋緊張の緩和

→特に僧帽筋・肩甲間部をゆるめると血圧がスッと下がる人が多い。

〈注意点〉

・急激な頭痛

・胸の圧迫感

・強い動悸

などがある場合は、鍼灸よりも まず医療機関が優先 です。

その上で、日常の血圧コントロールや体質改善や

ストレスケアとして鍼灸・あん摩マッサージは

非常に相性が良い とされています!

薬で血圧を下げるよりも、

身体に負担なく効果を得やすいので

是非試してみてくださいね♪

めまいに効果的なツボ

疲労が溜まったり、寝不足、貧血などで

めまいが起こったときに使えるツボをご紹介します♪

① 風池(ふうち)

首の後ろ・髪の生え際のくぼみ。

▶ 効果:気血の巡りを改善、頭重感・めまい・肩こりに。

▶ 押し方:親指でやや上方向に5秒押す × 5回。

② 太渓(たいけい)

内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。

▶ 効果:腎の働きを高め、ふらつきを安定させる。

▶ 押し方:軽く5〜10秒押す。温めても◎。

③ 三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの上、指4本分のところ。

▶ 効果:血の巡りを整え、立ちくらみ・冷え性のめまいに。

▶ 押し方:軽めに3〜5秒 × 数回。

④ 内関(ないかん)

手首のシワから指3本分下、2本の腱の間。

▶ 効果:自律神経を整え、乗り物酔い・吐き気・めまいに。

▶ 押し方:5秒押して離す × 5回。

⑤ 百会(ひゃくえ)

頭のてっぺんの少しくぼむ場所。

▶ 効果:気の流れを整え、ふらつき・頭部の緊張に。

▶ 押し方:軽く指で押してゆっくり深呼吸。

〈効果を高めるポイント〉

◎押す強さは「イタ気持ちいい」程度

◎呼吸を止めない

◎夜より朝〜昼の方が効果的

◎冷えがある人は“温めてから押す”と更に良い

〈効く組み合わせ〉

・めまい+肩こり → 風池 + 百会

・立ちくらみ → 三陰交 + 太渓

・ふわふわするめまい → 内関 + 胸を開く深呼吸

薬に頼りたくない、急にめまいを感じたときなど、

使ってみてくださいね^^

頭痛を薬に頼らず改善

頭痛は「脳のトラブル」ではなく、東洋医学では

気・血・水の巡りの乱れ が原因と考えます。

だからこそ、薬に頼りすぎなくても、

身体の巡りを整えることで改善できます。

〈東洋医学が考える頭痛の3タイプ〉

① 気滞(きたい)タイプ:ストレス系頭痛

気が詰まって、こめかみや側頭部がズキズキ。

特徴:イライラ、肩こり、ため息が多い

原因:ストレス・考えすぎ・緊張

改善ポイント

→深呼吸(吐く息を長く)

→温かいお茶(ジャスミン、カモミール)

→ゆっくり首肩を回す

② 血虚(けっきょ)タイプ:疲労・貧血系頭痛

血が不足して脳が栄養不足になるタイプ。

特徴:フワッとする痛み、立ちくらみ、目の疲れ

原因:睡眠不足・生理後・過労・食事の偏り

改善ポイント

・黒い食材(黒ごま・黒豆・レバー)

・睡眠の質を上げる

・ゆっくり湯船につかる

③ 水滞(すいたい)タイプ:気圧・天気痛

水の巡りが悪いと、気圧変化で頭痛に。

特徴:重だるい痛み、雨の日に悪化、むくみ

原因:冷え・運動不足・湿気

改善ポイント

→生姜・味噌汁など温かいものをとる

→軽いウォーキング

→耳のマッサージで水の巡りUP

〈セルフケア〉

1. 三陰交(さんいんこう)を温める

冷えや巡りの悪さに。

ホットタオルでもOK。

2. 首後ろ「風池(ふうち)」を押す

頭痛の王道ツボ。

3. 湯船につかって全身の巡りを整える

38〜40℃で10分。

4. こめかみ+首肩の軽いストレッチ

緊張性頭痛の改善に即効性。

5. スマホの見すぎをやめる

眼精疲労 → 頭痛につながります。

薬を使ってもOKですが、

根本から頭痛を起こしにくい身体づくりをするなら、

東洋医学の「巡りを整える」ケアがベストです。

日々の不調は、体が発している小さなサイン。

あなたの身体がラクになるお手伝いができますように^^

鍼灸が慢性不調に効く理由

 

◎自律神経が整う

睡眠・メンタル・胃腸の働きが安定しやすくなる。

◎血流が良くなる

肩こり・冷え・むくみ・生理痛が軽くなりやすい。

◎内側のバランスにアプローチ

東洋医学では「内臓の疲れ」が不調の原因。

鍼灸はツボを通して内側から整えるのが得意。

〈こんな方にオススメ〉

・ずっと肩こり

・生理前に乱れやすい

・自律神経が弱い

・冷え・むくみ

・眠りが浅い

・なんとなく不調が続く

〈定期的に受けると?〉

・巡りが整う

・疲れにくくなる

・気分が安定

・肌ツヤが良い

・生理がラクに

◆ 鍼灸が怖い方へ

鍼は髪の毛ほどの細さで、

痛みはほとんどありません。

お灸も“熱い”というよりじんわり温かい程度。

初めての方の多くが

「想像と全然違った…もっと早くやればよかった」

と驚かれます♪

気になる方は一度試してみてくださいね^^

腎を温める3つの簡単養生

1.腰(腎を温めるツボ)を温める

特におすすめは

「命門(めいもん)」と「腎兪(じんゆ)」。

カイロや湯たんぽで腰を温めるだけで、

下半身がじんわり温まり、体の芯が整います。

2.“黒い食材”を意識して食べる

腎を補う食材は「黒い色」がキーワード。

黒豆、黒ごま、ひじき、昆布、きくらげなど。

手軽に取り入れやすく、日々の疲れの回復にも◎

3.早寝を意識する

腎は夜にしっかり休ませることで回復します。

22〜24時の間にベッドに入ると、

自律神経も落ち着き、朝がラクに。

冬はしっかり養生して、身体を温めることが

大切です!是非参考にしてください♪

冬に出やすい腎の弱り

東洋医学でいう“腎”は、腎臓そのものというより

生命力・回復力・ホルモンバランス・体の深部のエネルギー

を司る重要なシステムです。

冬は寒さで腎が消耗しやすいため、

次のようなサインが出やすくなります。

① 下半身の冷え

腎は「陽気(あたためる力)」と深く関わるため、

弱るとまず下半身から冷えます。

特に腰・お尻・太もも・足先の冷えが

強くなるのが特徴。

② 夕方に強い疲労感

腎のエネルギーが少ないと、

1日の後半にガクッと疲れが出ます。

「午前中はまだ元気なのに夕方バテる」は典型的。

③ トイレが近い/夜間尿

腎は水分調整も担当。

腎が弱る→膀胱を支える力も低下→頻尿や夜間のトイレが増えることがあります。

④ 足腰のだるさ・痛み

腎は“骨”“腰”の働きとも関係。

腎が弱ると、

・腰が重い

・階段で足が疲れやすい

・膝が冷える

などの症状が出やすい。

⑤ やる気が出ない・落ち込みやすい

腎は精神面の「根気」「気力」とつながっているため、

弱るとメンタルにも影響します。

冬は気持ちが落ちやすいのも、

この腎の季節性が大きく関係。

⑥ 髪のパサつき・白髪・抜け毛

腎は「髪を養う」と言われるほど深く関係します。

冬に髪の質が落ちるのは、

腎のエネルギー不足によるもの。

冬は寒さで“腎”がダメージを受けやすく、

体の深部のエネルギー不足 → 下半身の冷え・疲れやすさ・メンタル低下などが出やすい季節です。

次回は、養生法をお伝えするので是非参考にしてください♪

イライラしやすい時に整える肝のケア

東洋医学では、

イライラ・焦り・怒りっぽさといった感情は

「肝(かん)」 と深く関係していると考えられています。

西洋医学の“肝臓”そのものというより、

自律神経・気の巡り・情緒の安定 を担うイメージが近い存在です。

なぜ「肝」が乱れるとイライラするのか?

肝にはもともと

① 気(エネルギー)を巡らせる

② その巡りをスムーズに保つ

という役割があります。

しかし、

・ストレス

・我慢

・過密スケジュール

・春の気候変動(特に風の強い季節)

こういった要因で肝の働きが滞ると、

気が上に昇りやすくなり、

イライラ/怒りっぽさ/ため息が出る/頭痛や肩こり

といった症状につながります。

■ 肝の気を整えるケア方法

① 深呼吸+ゆっくり吐く

肝は気の巡りを司るため、「呼吸」の質で大きく整います。

とくに 吐く息を長く がポイント。

→ 自律神経(副交感)を優位にして肝の張りを緩める。

② 目の休息

肝は「目」とつながると言われます。

スマホ時間が長いと肝の負担になり、イライラしやすくなります。

→ 1時間に1回、遠くをぼーっと見るだけでOK。

③ 酸味を少し取り入れる

酸味は肝を助ける五味。

・梅干し

・レモン

・りんご酢

・しそ

などがおすすめ。

※とり過ぎると逆に気が滞るので「少量」がポイント。

④ 軽い運動で“気の巡り”を改善

肝は停滞を嫌うため、

散歩・ストレッチ・ゆるめのヨガ などで巡りが改善。

特に肩甲骨を動かす動作は効果的。

⑤ 気持ちを発散させる時間を作る

肝は「抑圧」に弱い臓。

小さなストレスでも溜め込むと肝の気が急に上がり、イライラに。

・ノートに書く

・歌う

・誰かに話す

・泣く

こうした“発散できる行為”が実は肝を守ります。

イライラを溜め込まないように

しっかり発散しましょうね♪

生理周期で変わる気血の流れと過ごし方4

前回に引き続き、今回は4つ目の排卵期について

ご紹介します!

④ 排卵期:気血が上向く“整え時”

● 東洋医学での状態

気血が満ちて、肌ツヤ・代謝・気分も整いやすい時期。

逆に、この時期に不調が出る場合は「巡りの弱さ」のサインです。

● 過ごし方

・リズムよく歩くなど“気血を巡らせる動き”

・冷たい飲み物を控える

・ツボ:気海(きかい)・関元(かんげん)

エネルギー(気)を満たして巡りをなめらかにします。

以上で4つご紹介しました♪

女性の方は是非試してみてください^^

生理周期で変わる気血の流れと過ごし方3


前回に引き続き、今回は3つ目の生理後について

ご紹介します!

③ 生理後:血が減っている“血虚”の回復期

● 東洋医学での状態

血が減ることで

・疲れやすい

・めまい

・抜け毛

などの“血不足”のサインが出やすい時期。

● 過ごし方

・黒豆、ほうれん草、レバー、なつめ、クコの実など“血を補う食材”

・軽い運動やストレッチで巡りを回復

・ツボ:血海(けっかい)・太渓(たいけい)

特に血海は「血の海」という名前の通り、

血を増やすサポート。

次回は、4つ目の排卵期についてご紹介します♪